nokNok角野さんと巡る、五感を満たすお茶の世界
2025年6月2日(月)、お茶の専門家であるnokNokの角野さんをお招きし、「OCHA会」が開催されました。
角野さんは、お茶業界で約25年にわたり多様な経験を積んでこられたプロフェッショナルです。今回提供されたのは、五感を研ぎ澄まし、心と身体を調和させることを目指した『OCHA experience』。まさに、飲むアートとも言える体験です。
この日のテーマは「1種類の茶葉から広がる、5つの味わい」。参加者の皆さんは、目の前に用意された茶道具を前に、これから始まる未知の体験に期待で胸を膨らませている様子でした。
提供された5種のメニュー
- 氷水出し緑茶:清涼感あふれる、すっきりとした旨味。
- 温かい緑茶:茶葉本来の香りと甘みが際立つ一杯。
- 茶葉のポン酢和え:食べるお茶としての新しい発見。
- ほうじ茶アフォガード:香ばしさと甘さの絶妙なマリアージュ。
- 温かいほうじ茶:心安らぐ、焙煎の香り。
参加者の皆さんは、お湯の温度や焙煎の度合いといった変化によって、同じ茶葉が全く異なる表情を見せることに驚きながら、それぞれのレシピをじっくりと堪能しました。
特に、繊細な味覚と豊かな香りが感覚を刺激し、まるで脳内で「幸せホルモン」がじんわりと広がるような心地よさ。それは、お茶を通じた瞑想のような、穏やかで満たされた時間となりました。
会の中では、参加者同士がお互いにお茶を淹れ合ったり、感じた味わいや香りについて語り合ったりする和やかな場面も。普段何気なく飲んでいるお茶ですが、上質な茶葉が持つポテンシャルの高さと、その楽しみ方の奥深さに、皆さん一様に感銘を受けているようでした。
たまには日常を離れ、このように丁寧に淹れたお茶の持つ豊かな世界に触れてみるのも、心に潤いを与えてくれる素敵な時間ですね。
<ご参考:「幸せホルモン」について>
「幸せホルモン」とは、一般的に心と身体のバランスを整え、幸福感や安らぎをもたらすホルモンや神経伝達物質の総称です。代表的なものとして、セロトニン、ドーパミン、オキシトシンなどが挙げられます。意識的にこれらの分泌を促すような時間を持つことは、日々の生活で張り詰めた心を解きほぐし、穏やかさをもたらす効果が期待できそうです。